インフルエンザ脳症とは?大人もかかるの?
年末年始の慌ただしい中、睡眠不足や免疫力の低下、乾燥で風邪やインフルエンザにかかりやすい環境が続いています。
今日はインフルエンザ脳症について、簡単に説明します。
インフルエンザ脳症とは?
インフルエンザウイルスの感染が発症きっかけに、インフルエンザ症状に加えて下記症状が現れることがあります。
・突然の高熱
・1~2日以内に昏睡などの意識障害
・けいれんや異常な言動や行動
・短期間の内に全身状態が悪化
最悪の場合死に至ることがあり、インフルエンザ脳症は主に0~4歳、5~19歳の報告数が多くあります。
子供の様子が通常のインフルエンザと異なる場合は医師に相談しましょう。
インフルエンザ脳症は大人に関係あるの?
幼児に多いインフルエンザ脳症ですが、大人でも症状の報告があります。
インフルエンザ発症後に、意識・言葉・行動に異変がある場合はインフルエンザ脳症の可能性があります。発症が疑われた際には頭部CT検査を行い、確定診断された場合はインフルエンザ脳症の治療を始めます。
インフルエンザ脳症の他にも、すでにインフルエンザにかかった方も、別の型(A型/B型)に感染するリスクがあります!
しっかり予防して、引き続き対策を行いましょう♪
監修:医師 / 眞鍋歩
東京都羽村市出身。日本大学医学部卒。眼科専門医として大学病院に勤務しながらボストンやシンガポールで手術の研修を受け、現在医療法人真愛会の理事を務める。2015年にオンライン医療相談サービス「first call」の立ち上げに参画し、以後運営をサポート。
日本眼科学会認定専門医、高度先進医療認定医、ICL認定医
執筆:first call運営事務局
https://ishicome.medpeer.jp